お米への思い 

味菜膳・きはらは
旬を大切にし、その時季その土地で採れた新鮮な食材を、素材本来の味を最大限に活かせるよう、
なるべくシンプルな味付けでお出しすることを心がけています。
当然、お米にもこだわり、佐賀の米農家・牛島武さんから仕入れています。
今日はちょっと、収穫をまじかに控えた牛島さんのお話です。

牛島さんのたんぼは合計9反2畝ですから、9,124平米・2,760坪程です。
何よりも特徴的なのは、土づくり。良質な赤どろに加えて、
稲わらや籾がらなどはたんぼにお返しです。まるで福岡さんの「自然農法」ですね。


たんぼをさらにふっくらとさせるために、追加の籾がらも、土の感触を確かめながら投入。
土を均等にするために、水はけの納得できない部分には、モウソウチクを埋め込みます。
これ、昔からの方法で、「てっぽう」といいます。
耕耘機で耕す深さは、普通の農家の1.5倍から2倍。つまり、
1.5倍から2倍の深さまで、稲は根をのばします。

田植えの方法にもこだわりが…。普通の苗の間隔より、倍近く広げて植えます。
つまり稲が育つ空間が、普通の倍ちかくある、と言うことになります。
それでは、収穫量が減るのでは…いえいえ
普通の農家の1本の稲に実る米粒は平均、約100粒。
ところが牛島稲は1本に175粒から200粒なんです。
つまり極力、田植えとたんぼの土にこだわる理由は、健康で強い稲をすくすくと育てるため。
牛島さん、土づくりの研究も熱心で、毎年違う方法にチャレンジです。

健康で強い米は、もちろん嬉しいのですが、お店のお弁当のお米にとって
さらに嬉しいことがあります。それは収穫したお米の保存の仕方。
牛島さん、なんと玄米に精米して冷蔵保存ではなく、
籾をつけたまま、自然保存なんです。そして、きはらから注文が入った量だけ、
籾を外して玄米にします。
きはらでは、さらにその玄米を、その日に使う量だけお店で精米します。
いかがですか、きはらと農家のこだわりのお弁当。
きはらでは、このこだわりきはら米の販売もしています。
5合など、少ない量でも大丈夫。ぜひ一度、味わって下さい。


ご予約は-0952-40-0391
849-0937 佐賀県佐賀市鍋島町八戸1140-13


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