お庭への思い 

味菜膳・きはらは
旬を大切にし、その時季その土地で採れた新鮮な食材を、素材本来の味を最大限に活かせるよう、なるべくシンプルな味付けでお出しすることを心がけています。
そうノそれはドクダミ茶のように身体にすぅっと優しく染み渡り、そして悪いものをすっきりと出してくれるような、
きはらのお料理を頂くことで、いい循環が生まれるようなノそんなお料理をめざしています。

なんでも急いでは出来ないこと。ゆっくりと、焦らず、納得いくいいものを求めてお料理を含めたこの空間を自分らしいものに時間をかけて育てていきたいと思っています。

庭もまた然り。
残念ながらメ味菜膳、きはらモの庭の土はまだ生まれたばかり。
一気に客土し、植栽することも可能ですが、きはらはそれを選びませんでした。
少しずつ草を育み、土を育て、時間をかけて庭も育てていくものと考えています。

そして、やがてこの空間を大好きな花、『紫陽花』そしてドクダミでいっぱいにし、
きはらで提供する数々の野草や薬草であふれる庭にしたいと思っています。

初春のふきのとうの香り、春まだ浅い頃の草餅によもぎ、ユキノシタの天ぷら、
すみれの花を砂糖でかざり、筍の時季には木の芽山椒、
初夏から顔をのぞかせ始める茗荷に,何とも真っ白で清楚なニラの花
暑い夏を乗り切るための定番、紫蘇やエゴマに数々のハーブたち
秋のお茶にはゲンノショウコも混ぜたいなぁ
山椒の実も熟し、保存に大忙し。そして待ちに待った柚子の収穫
想像しただけでわくわくしてきます。

今年の春からの気候は何とも言いがたいほどの異常なものでした。
梅雨に入ってからの大雨続きと、明けてからの酷暑つづきはまだ記憶に新しいところです。

晩夏のオープンには間に合いませんでしたが、
この気候を耐え忍んだ苗たちが、今ようやく秋の気配を感じ、がっしりとした根を育むべく、出番を待っています。
メ秋植えの植物は強く育つモノそうなることを願いつつ。

やがて、植えもしないのに春にオオイヌノフグリの優しいブルーの小花でいっぱいになるようなノそんな土になるよう、少しずつこの庭を育んで行きたいと思っています。



ご予約は-0952-40-0391
849-0937 佐賀県佐賀市鍋島町八戸1140-13


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