富士町ポポー
商品開発ポポージュレ編


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富士町産ポポー
「ぽぽりん」

年間を通してポポーを楽しみたい。
 ポポーの出荷時期は8月から10月までと短く、また、収穫したらほとんど保存が効きません。だからフレッシュポポーが幻の果実と呼ばれるんです。  topimg ポポーの収穫は、基本、自然落下を回収します。

アイスクリームは商品化できたんですが、やっぱり需要は夏場に限られますし、フレッシュポポーを年中楽しめる商品が何かできないかと、いつも考えていました。
案はいくつか出たんです、ポポークッキー、サブレ、などなど。でも今回は、柔らかな歯触りとフレッシュさ、トロピカルな香りに拘りました。そして辿り着いたのが、ポポージュレです。
 topimg 完熟前のポポー果実

ジュレは、ポポー果実の一個分に近い150gにしました。ゼリーと果実の配合やpH調整など、農大の協力も得て、段々と形が見えてきました。
熟して収穫した果実を低温殺菌し、ペーストにして冷凍保存。試作のたびに解凍して裏漉しし、味や風味を確認しながら試作品を作り続けました。
食感として果実をどこまで残すのか、も、悩みどころです。これは、実際にポポー果実を食べた雰囲気を味わえるように、ゼリーと一体化させる方向で決まりました。
  topimg 完熟前のポポー果実

この作業と一緒に、どんな人に買ってもらいたいかのイメージも固めます。
結果、お土産や贈答としても使える、ちょっと高級感のある商品にしました。後はパッケージのイメージです。
ポポーってわかるように果実の姿を入れるのか、富士町のお土産としてアピールするのに富士町を大きく入れるのか。いくつものデザインを作り、いくつかに絞り込みます。最後は、みんなで集まって意見の集約です、が、意見が集約できません汗汗。
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topimg コンセプトラフ

デザイン担当は、いくつかのコンセプトに絞っていたんですが、集まったお嬢様方は「きゃあ、これ可愛い」「こんな展開もありかも」など、すべて感情優先です(笑)。
で、デザイン担当が「はいはいっ、ではここにポポージュレって表示して…」とiPadにメモると、すかさず「あっ、その字、可愛い!!、それにしたら」ときたもんだ(笑)。
topimg 手書きメモ

結局、そのメモのポポー書体を採用し、ここにポポージュレの誕生でした。
完成したポポージュレは、ひとつ150g・380円(税込み)で販売。
最初は富士町の農産物特売所「ダムの駅富士しゃくなげの里」で販売をスタートします。ぜひ味わってみてくださいね。
topimg topimg ポポージュレ

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