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アスパラの基本情報





どんな野菜?


アスパラガス(以下アスパラ)(竜髭菜、Asparagus spp.)とは、キジカクシ科の代表的な野菜です(ユリ科分類は旧分類です)。キジカクシとはキジ隠しのことで、日本でも広く野山で見られる、キジが隠れる山野草です。和名はオランダキジカクシ、またはオランダウドと呼ばれています。
名の由来は、ギリシアの古名でアスパラゴス(甚だしく裂けるの意)から来ていて、葉のように見える部分が細かく裂けているように見える姿から名付けられています。

アスパラ
アスパラは多年草で、雌雄異株です。また地上茎(茎)と地下茎があります。地下茎の先端にはりん芽群と呼ばれる芽の塊がついていて、茎を地上に伸ばしながら、地下茎は少しずつ地中を水平方向に伸長します。
地下茎の下部にはたくさんの根が密生していて、太い根を貯蔵根、細い根を吸収根と呼びます。貯蔵根は地上で作った糖分を貯蔵し、吸収根はもっぱら土から養水分を吸収します。
アスパライラスト

CSvBibra, パブリック・ドメイン, via Wikimedia Commons

私たちが食べているのは、りん芽群から伸び出した若茎で、前の年に貯蔵根に蓄えられた養分(糖)を使ってそだっています。
高さはは約1.5メートル程度までになり、初夏の頃に黄白色の小さな花を咲かせます(アスパラの四季をご覧ください)。繁殖は花の後に出来る実から増えます。 代表的な品種としては、メリーワシントン500w、ガインリム、ウェルカム、グリーンタワーなどですが、日本でも紫アスパラなど、様々な品種改良種が出来ています。ちなみにゆっこ農園はアメリカ育成品種のウェルカムを育てています。
ホワイトアスパラという品種はありません(笑)。太陽を浴びたアスパラはグリーンアスパラ、光を遮って白くしたのがホワイトアスパラです。ホワイトアスパラは軟白栽培されるウドのようなものです(缶詰主流だったな残りの和名、オランダウド)。 野菜としての旬は、春から初夏にかけて、特に5 、6月ごろですが、出始めのアスパラはとても香りが良く、また、初秋のアスパラは味も濃くおすすめです。


紫アスパラ
紫アスパラ

基本情報  →栄養価